第三の誕生日
最近、誕生日でした。
30代中頃です。
このくらいになると、誕生日を嬉しくないと思う人もいるかと思います。
しかし私は、普通に嬉しいと思いました。
このブログの記事第一号で書きましたが、ちょうど一年前の誕生日、私は輸血をしていました。
左腕に管がつながっていて、健康な赤血球を入れていました。
その日は平日。
病院の予約は入れていなかったように思います。
数日前から息切れが少しするようになってしまい、その日の仕事を職場の他の方々にお願いして、ようやく病院に行きました。
輸血を始めると、大体一時間くらいはベッドに横たわっています。
付き添ってくれた家族には、本当に感謝しています。
病院の帰りに外食をしたこと、覚えています。
誕生日だけど、少しだけ暗い気持ちだったかな。
こういう、三週間に一回、あるいはそれより短いスパンでの輸血がいつまでも続いて、ゆくゆくは長期間の入院かな、と思っていたかもしれません。
そして、二月中旬の診察時に、年末に検査したFISH検査の結果がようやく分かり、5q-症候群だと分かりました。
そして、私のMDSには治療法が見つかったのでした。
親戚の中には、その5q-が見つかった日は、命がつながった日という意味なのでしょう、「第二の誕生日」と表現した人がいます。
しかし、個人的にはある理由から「第二の誕生日」と思っている日は別にあります。
そのため、もし5q-が見つかった日を誕生日とするならば、それは「第三の誕生日」だと思います。
仕事等をしていると、そりゃ全てがうまくいくわけではありません。
しかし、少なくとも生きている、正確に言うと生かされている。
自分の場合は、一粒でちょっとビックリするような金額の薬で。
そういう、与えられている一日一日にもっと感謝をしなくちゃ。
誕生日という「節目」のお陰でそれを感じられるのは良いことだと思います。
ちなみに、今月の診察結果はまぁ良好ですが、白血球数が基準値より少し下になってしまいました。
好中球数は基準値以内だから、そんなに心配はないのですが。
今年も、「健康第一」。
それで生活していきます。
今日はこの辺りです。