"Keep Looking"ー血液の病気 治療中、

「数万人に1人」の血液の病気だと診断され、治療中です。治ったときのことを見つめ続けたいです。プロフィール画像を押すと、紹介ページに行きます。

「シンドラーのリスト」

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」

今回も、前回に続いてお題で書いてみようと思います。

こちらのお題に今答えるとしたら、「シンドラーのリスト」です。
退院後、Amazon Primeで見てみました。
ジュラシック・パーク」などで知られる、スピルバーグ監督による映画です。

自分、いわゆる名作ってあんまり見たことがなくて(^^;)
以前、カットにして高校生に見せる、ということをしたことがあったこの映画をちゃんと見てみようと思ったんです。
(しかし、そのときはカット版にしていたから全ては見ていなかったんです)

こういう戦争映画って、ある程度の人は、どうしても苦手で見ない人がいることも分かります。
そういう人には強制はしません。

しかし、年齢制限をクリアしたら、今、正に見るべき作品だと思います。
ウクライナで戦争が行われている現状、平和を作り出さなくちゃいけない現代に。

確かに、特に前半に目を背けたくなるようなシーンはあります。
また、主人公のシンドラーも、映画内でもまたネット検索すると出てくる人となりでも、全てが善良だった人物とは言えません。

しかし、彼が当時救ったユダヤ人の子孫が現在も何万人も世界で生活しているはず。
また、少しネットで調べると、2014年のソチ・オリンピックでロシア人選手がこの映画の曲でフィギュアスケートを踊った、ということが分かります。
(結果は、団体で金メダル)
しかも、映画内で象徴的に登場するような、赤い服の衣装で。

これは、平和を訴えるとても強烈なメッセージでした。
しかし皮肉なことに、現在はそのロシアが平和な世界を阻んでいます。

さらに、その赤いコートを映画内で着ていた当時3歳だったウクライナ人の少女。
ちょっとネット検索すると出てくるのですが、彼女は現在ウクライナ国境のポーランドで難民支援活動に従事している、とのこと。
彼女は、「私はずっと赤いコートの少女と一緒に人生を歩んできた」と語っているそうです。
これは、本当に感動的な事実だと思います。

映画のかなり後半の場面で、しかもこの辺りに映画独自の場面も含まれてるようですが、この感動ポイントを指摘しないと人は見ないと思うので、敢えて書きます。
その場面は、最後にシンドラーが工場を離れる場面だったと思いますが、「もっとユダヤ人を救えたのに」と嘆く場面です。
「これだけ救ったんだから、もう十分」
自分はそう思いました。
ここがもう、本当に号泣ポイントです!!

ちょっと上映時間はありますが、引き込まれるので長いと感じることはありません。
年齢制限より上であれば、できるだけ見た方が良いです。
バイオレンスなシーン等も、殆ど白黒の映画のため、がんばれば見られます。

読んで下さり、ありがとうございました。